どうも!
今回はThe First Noelの和訳をしていきます。邦題は「牧人 羊を(まきびとひつじを)」です。クリスマスにはよく歌われている歌なので街なかでよく聞く曲となっています。
よく聞くけど、歌詞も意味も知らないしという方も多いのではと思います。これは新約聖書のルカの福音書と呼ばれるところで見ることができるシーンを歌にしたものです。クリスマスの本当の意味が書かれているところです。
では和訳していきます。
その後、クリスマスの出来事を見ていきましょう。
The First Noelの和訳
The first Noel the angels did say
最初のクリスマスに、天使が告げた
Was to certain poor shepherds in fields as they lay;
野原で横たわって休む貧しい羊飼い達に
In fields where they lay, keeping their sheep,
野原で休んで羊の世話をしている貧しい羊飼い達に
On a cold winter’s night that was so deep:
とても寒い冬の夜更けに
Noel, Noel, Noel, Noel,
クリスマス、クリスマス、クリスマス、クリスマス
Born is the King of Israel.
イスラエルの王が誕生した
They looked up and saw a star,
羊飼い達は空を見上げて星を見た
Shining in the east, beyond them far:
東に輝く星、ずっと遠くにある星を
And to the earth it gave great light,
それは地上に、強い光を放ち
And so it continued both day and night:
昼も夜も絶え間なく輝き続けた
Noel, Noel, Noel, Noel,
クリスマス、クリスマス、クリスマス、クリスマス
Born is the King of Israel.
イスラエルの王が誕生した
And by the light of that same star,
そして同じ星の光で
Three Wise Men came from country far;
三人の賢者が遠い国からやって来た
To seek for a King was their intent,
彼らは熱心に王に会いに来た
And to follow the star wherever it went:
その星が導くその場所へと
Noel, Noel, Noel, Noel,
クリスマス、クリスマス、クリスマス、クリスマス
Born is the King of Israel.
イスラエルの王が誕生した
This star drew nigh to the north-west;
その星は北西へと導き
O’er Bethlehem it took its rest;
ベツレヘムの上で止まり
And there it did both stop and stay
そこで留まり続けた
Right over the place where Jesus lay:
イエスが生まれたその真上で光り続けて
Noel, Noel, Noel, Noel,
クリスマス、クリスマス、クリスマス、クリスマス
Born is the King of Israel.
イスラエルの王が誕生した
Then entered in those Wise Men three,
三人の賢者が入って来て
Fell reverently upon their knee,
かしこまってひざまずいた
And offered there in his presence,
イエスの前で献上したのは
Their gold and myrrh and frankincense:
黄金と没薬と乳香
Noel, Noel, Noel, Noel,
クリスマス、クリスマス、クリスマス、クリスマス
Born is the King of Israel.
イスラエルの王が誕生した
Then let us all with one accord
さあ皆で1つになって
Sing praises to our heavenly Lord
私達の神なる主をほめ讃えよう
That hath made heaven and earth of nought,
主は無から天と地を創造され
And with his blood mankind hath bought:
その血をもって人間を造られた
Noel, Noel, Noel, Noel,
クリスマス、クリスマス、クリスマス、クリスマス
Born is the King of Israel.
イスラエルの王が誕生した
クリスマスの出来事
ルカの福音書2章に書いてある部分が歌となっています。羊飼い達が羊の群れの番をしていたその夜に、空から神の使いが現れるシーンからマリアがイエス様を産むまでのシーンが描かれています。
6 ところが、彼かれらがベツレヘムに滞在たいざいしている間あいだに、マリヤは月つきが満みちて、
7 初子ういごを産うみ、布ぬのにくるんで、飼葉かいばおけの中なかに寝ねかせた。客間きゃくまには彼かれらのいる余地よちがなかったからである。
8 さて、この地方ちほうで羊飼ひつじかいたちが夜よる、野宿のじゅくしながら羊ひつじの群むれの番ばんをしていた。9 すると主しゅの御使みつかいが現あらわれ、主しゅの栄光えいこうが彼かれらをめぐり照てらしたので、彼かれらは非常ひじょうに恐おそれた。
10 御使みつかいは言いった、「恐おそれるな。見みよ、すべての民たみに与あたえられる大おおきな喜よろこびを、あなたがたに伝つたえる。
11 きょうダビデの町まちに、あなたがたのために救主すくいぬしがお生うまれになった。このかたこそ主しゅなるキリストである。
12 あなたがたは、幼おさな子ごが布ぬのにくるまって飼葉かいばおけの中なかに寝ねかしてあるのを見みるであろう。それが、あなたがたに与あたえられるしるしである」。
13 するとたちまち、おびただしい天てんの軍勢ぐんぜいが現あらわれ、御使みつかいと一緒いっしょになって神かみをさんびして言いった、
14 「いと高たかきところでは、神かみに栄光えいこうがあるように、地ちの上うえでは、み心こころにかなう人々ひとびとに平和へいわがあるように」。
15 御使みつかいたちが彼かれらを離はなれて天てんに帰かえったとき、羊飼ひつじかいたちは「さあ、ベツレヘムへ行いって、主しゅがお知しらせ下くださったその出来事できごとを見みてこようではないか」と、互たがいに語かたり合あった。
16 そして急いそいで行いって、マリヤとヨセフ、また飼葉かいばおけに寝ねかしてある幼おさな子ごを捜さがしあてた。
17 彼かれらに会あった上うえで、この子こについて自分じぶんたちに告つげ知しらされた事ことを、人々ひとびとに伝つたえた。
18 人々ひとびとはみな、羊飼ひつじかいたちが話はなしてくれたことを聞きいて、不思議ふしぎに思おもった。
19 しかし、マリヤはこれらの事ことをことごとく心こころに留とめて、思おもいめぐらしていた。
20 羊飼ひつじかいたちは、見聞みききしたことが何なにもかも自分じぶんたちに語かたられたとおりであったので、神かみをあがめ、またさんびしながら帰かえって行いった
新約聖書 ルカ脳福音書 2章6〜20節
マリアとヨセフという夫婦が人口調査のためにエルサレムに行く途中のベツレヘムで出産を迎えました。その生まれた子供がイエス様です。
ただ、出産を迎えた場所は飼い葉桶でした。家畜の餌を入れておく場所です。家畜のよだれやえさの残り物などでにおいもひどく、非衛生的で赤ちゃんを寝かすには最悪の場所です。そんなところで人類の王様は生まれました。
場所が変わって、羊飼いがいる場所になります。羊飼いは季節によって場所を転々とします。いわゆる転勤族ですね。そしてこの時代の羊飼いは不安定・最下層・貧しい者の代名詞です。その羊飼いたちに天使が近づき周りを照らしました。このことは身分や職業など関係なくすべての人に喜びが与えられるということです。
そして羊飼いたちはイエス様を拝みに、馬小屋へと急いで向かいます。遠いところからわざわざ赤ん坊を見に行き、高価なものを渡しに行くんです。
このクリスマスの出来事は私達に大切なことを教えてくれます。
それは、救い主は徹底して私たちの側に立ってくださるということ。私たちの罪も、悲しみも苦しみも担ってくださり、どんな人でもご自分のそばに招いてくれます。救い主が、神の子が、私たちと同じ人間として生まれてきてくださるということ、それだけでももう十分に私たちの側に立っていてくださることなんですけれども、ここまで身を低くして、私たちの側に来てくださったんです。
最後に
救い主として神様は私達のところに来てくださりました。イエス様が自分たちのために死んでくださり、3日目に蘇ったことを信じるだけで救われます。だから私達は神と心を一つにしている。羊飼いたちと私たちには、何の違いもありません。
私たちがどんな悲しみ苦しみにあっても、神様は必ず、私達の側にいてくださいます。
クリスマスは恋人と過ごす日だけではないことを知ってもらえたら嬉しいです。
この記事が少しでも神様のことに興味を持ってもらうきっかけになれば嬉しいです。
ではまた次回!
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