Rachel Platten『Fight Song』で学ぶ「still」の意味と使い方

音楽

どうも!

achel Plattenの代表曲『Fight Song』は、前向きなメッセージで世界中に勇気を与えた名曲です。
この歌の中で何度も登場する単語 still
一見シンプルな言葉ですが、英語ではさまざまな意味と使い方があります。

今回は『Fight Song』の中の一節を引用しながら、still の使い方を文法的に解説していきます。

広告

Rachel PlattenのFight Songの和訳

今回紹介した音楽も聞ける音楽サブスクリプションは【Amazon Music Unlimited】がお得です!6,500万曲以上の曲が聴き放題です。

今なら30日間無料で体験が可能。

無料体験中に止めればお金はかかりません。今すぐ体験↓↓

広告

still の意味と使い方(副詞編)

①「まだ〜している」

最もよく使われる意味がこれです。
時間の経過に関係なく、何かが続いている状態を表します。

例:

  • She still lives in Tokyo.
     (彼女は今も東京に住んでいる)
  • I still remember that day.
     (私はあの日を今でも覚えている)

『Fight Song』の “I’ve still got a lot of fight left in me.” もこの用法です。
「まだ自分には闘う力が残っている=諦めていない」という強い気持ちが伝わります。


②「それでも・それなのに」

still には逆接の意味もあります。
「~だけど、それでも」というニュアンスで使われます。

例:

  • I failed the test. Still, I won’t give up.
     (試験には落ちたけど、それでもあきらめない。)

日本語の「それでも」「しかしながら」に近い使い方で、
but よりも少しフォーマルで文語的です。


③「さらに・いっそう」

比較級を強調するときにも使えます。

例:

  • This movie is still more exciting than the first one.
     (この映画は前作よりもさらにワクワクする。)

この「いっそう」という用法は、ニュースやビジネス英語などでよく見かけます。


形容詞としての still

副詞として使われることが多い still ですが、形容詞としての意味もあります。

①「静止した・動かない」

例:

  • Please stand still.(じっとしていてください)
  • The water was perfectly still.(水面はまったく動かなかった)

この場合は「動かない」という意味で、「まだ」ではありません。

②「静かな・しんとした」

例:

  • It’s a still morning.(静かな朝だ)

このように、形容詞の still は「quiet」に近い意味になります。


『Fight Song』が伝える英語的メッセージ

『Fight Song』の魅力は、自分を奮い立たせる力をシンプルな英語で表現している点にあります。

“This is my fight song, take back my life song.”
(これは私の戦いの歌、人生を取り戻す歌)

“fight” は戦うことを意味しますが、ここでは「自分を取り戻す」「立ち上がる」という象徴的な使い方です。

そして “still” という単語がその精神を支えるキーワード。
「たとえ傷ついても、それでも立ち上がる」──この “still” に、英語の粘り強さが詰まっています。


英文法の整理

用法品詞例文
副詞まだI still love you.(今も君を愛してる)
副詞それでもStill, I tried again.(それでももう一度挑戦した)
副詞いっそうIt’s still better.(それでもより良い)
形容詞静止したThe air was still.(空気は静止していた)

まとめ

『Fight Song』は「自分を信じる力」を歌った応援歌です。
その中で登場する still は、「まだ続ける」「あきらめない」という気持ちを象徴しています。

日常英会話でも、

  • “I’m still working on it.”(まだ取り組んでいます)
  • “Still, I won’t give up.”(それでもあきらめない)
    など、ポジティブな場面で使える万能表現です。

英語の “still” には、前へ進む人の強さが込められています。
あなたも今日から “Fight Song” のように、自分の中の “still” を信じてみてください。

ではまた次回!