どうも!
今回は、John Lennon(ジョン・レノン)の名曲 『Happy Xmas(War Is Over)』 を紹介します。
ジョン・レノンをあまり知らなくても、クリスマスシーズンになると街中でよく流れているので、
耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
一見クリスマスソングのようですが、実は「平和」への強いメッセージが込められた反戦歌でもあります。
サブタイトルの “War Is Over(戦争は終わる)” が象徴していますね。
John Lennonの『Happy Xmas 』の和訳
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『Happy Xmas(War Is Over)』とは?
この曲は1971年にリリースされ、ベトナム戦争の真っただ中で書かれました。
「平和を願う気持ちを、誰もが口ずさめる歌にしたい」
そんなレノンの想いから生まれた一曲です。
静かなイントロから始まり、
“So this is Christmas, and what have you done?”
(さて、クリスマスだ。君は今年、何をしてきただろう?)
という問いかけが印象的です。
ただの祝福ソングではなく、「自分自身への問い」から始まるのがこの曲の深さ。
💬 歌詞のメッセージ(意訳)
歌詞全体では、
- 強い人も弱い人も
- 豊かな人も貧しい人も
- 黒人も白人も
すべての人に等しく「幸せなクリスマスを」と歌いかけます。
そしてサビでは、
“Let’s hope it’s a good one, without any fear.”
(恐れのない、良い一年になりますように)
という一節が何度も繰り返されます。
最後には、
“War is over, if you want it.”
(もしあなたが望むなら、戦争は終わる)
という言葉で締めくくられます。
これは単なる歌詞ではなく、「平和を選ぶのは私たち一人ひとりだ」という強いメッセージです。
“War Is Over” に込められた想い
このフレーズは、ジョンとオノ・ヨーコがニューヨークやロンドンなど世界各地に掲げた
「WAR IS OVER! IF YOU WANT IT(戦争は終わる。あなたが望めば)」という広告キャンペーンにも使われました。
つまりこの曲は、音楽だけでなく社会的メッセージ運動の一部だったのです。
「Xmas」の意味とは?
歌詞にも出てくる “Xmas” という表記。
「Christmasの略かな?」と思っている方も多いかもしれませんが、実は深い由来があります。
“X” はギリシャ語でキリストを意味する 「Χριστός(クリストス)」 の頭文字。
“mas” は「礼拝」や「祭り」を意味します。
つまり “Xmas” は “Christmas” の略語であり、
何百年も前から使われてきた由緒ある表現なんです。
ただし近年では「Christ(キリスト)」の部分を省略するのは好ましくないという考え方もあり、
正式な場では “Christmas” と表記するのが一般的になっています。
クリスマスに込められた「平和」の祈り
『Happy Xmas(War Is Over)』は、
ただのクリスマスソングではありません。
ジョン・レノンが伝えたかったのは、
「クリスマスを祝うのなら、戦争や争いをやめよう」
という強いメッセージ。
華やかなイルミネーションの裏にある、
「平和への祈り」を感じることができる曲です。
聴いて感じたこと
この曲を聴くと、心が静かに引き締まる気がします。
ただ楽しむだけでなく、
「自分は今年、どんな一年を過ごしただろう」
「何か人のためにできたことはあっただろうか」
そんなふうに考えさせられます。
ジョン・レノンのメッセージは、
50年以上経った今もなお、私たちの心に響きます。
まとめ|『Happy Xmas(War Is Over)』が伝えること
- クリスマスを通して「平和」を願う歌
- “War is over, if you want it.” は「平和は私たちの意志で生まれる」というメッセージ
- “Xmas” は“Christmas”の略で、ギリシャ語由来の正しい表現
- 単なる祝福ソングではなく、「人間としての問いかけ」の歌
『Happy Xmas(War Is Over)』は、
何度聴いても新しい気づきをくれる名曲です。
戦争のない世界を願いながら、
今年のクリスマスもこの曲と共に静かに過ごしてみてはいかがでしょうか?
では、また次回!


