こんにちは。
今回は世界的に大ヒットした Backstreet Boys(バックストリート・ボーイズ) の代表曲、
『I Want It That Way』 を取り上げます。
1999年にリリースされたこの曲は、世界中で愛され続ける名曲です。
日本でも当時、ラジオやテレビで頻繁に流れていましたね。
この記事では、歌詞の一部を引用しながら、
英語表現と文法のポイントを学びつつ、この曲が伝えるメッセージを解説します。
Backstreet Boysの『I Want It That Way』の紹介
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『I Want It That Way』のテーマとは?
この曲は、お互いを想いながらもすれ違っていく恋人たちの心情を描いています。
直接的な別れの歌というよりも、
「どうしてこうなってしまったのか」と葛藤する気持ちが中心です。
タイトルの “I Want It That Way” は、直訳すると「僕はそうしたいんだ」。
この “that way” が示す「そう」というのが何を指すか――
そこにこの曲の深い解釈ポイントがあります。
歌詞の一部を見てみよう(短い引用)
“You are my fire, the one desire”
君は僕の心を燃やす炎であり、唯一の願いなんだ。
ここでは “fire” が比喩的に使われています。
「炎」は情熱や愛の象徴であり、恋人への強い思いを表しています。
“But we are two worlds apart”
でも僕らはまるで別の世界にいるみたいだ。
この “two worlds apart” という表現は、
「心の距離が離れている」ことを意味する英語の定番フレーズです。
物理的な距離ではなく、価値観や気持ちのズレを示しています。
文法ポイント:「I want it that way」の構造
このフレーズは一見シンプルですが、英語学習者には少し難解です。
I want it that way.
直訳すると「私はそれをそのように望む」。
つまり「そうあってほしい」「そういう形がいい」といった意味になります。
文法的に分解すると:
- I:主語(私)
 - want:動詞(〜を望む)
 - it:目的語(それ)
 - that way:副詞句(そのように)
 
この構文は「I want you to do〜(あなたに〜してほしい)」などの形と同じく、
自分の理想の状態を伝えるときに使われます。
心理的な距離を示す英語表現
曲中では “Tell me why” というフレーズが何度も繰り返されます。
この表現は「なぜ?」と問いながらも、
実際には答えを求めていない という心理的な響きを持っています。
恋愛ソングで “Tell me why” が使われるときは、
「どうしてこんなことになってしまったの?」という
悲しみと混乱の混ざった叫びを表すことが多いです。
この曲もまさにそのパターン。
言葉では説明できない気持ちのズレを、英語の反復で印象的に描いています。
「距離」と「理想」の交差点
“I Want It That Way” の歌詞全体を通して見えてくるのは、
「理想の関係を求めながらも、現実とのギャップに苦しむ」姿です。
“No matter the distance, I want you to know…”
(たとえ離れていても、君に知ってほしい)
この一文には、「距離を超えても伝えたい」という真摯な想いが込められています。
英語で “no matter the distance” は、
「どれだけ離れていても」「距離なんて関係ない」という意味の決まり文句です。
この曲が今も愛される理由
この曲が25年以上経っても愛され続けている理由は、
感情の普遍性にあります。
「価値観の違い」「すれ違い」「それでも愛している」というテーマは、
国や世代を超えて共感されるものです。
また、英語表現が比較的シンプルなので、
英語学習にも最適な教材 と言えます。
英語学習ポイントまとめ
| 表現 | 意味 | 文法・使い方 | 
|---|---|---|
| You are my fire | 君は僕の情熱だ | “fire”=比喩表現(情熱) | 
| Two worlds apart | 心が離れている | “apart”=距離的・感情的に離れる | 
| Tell me why | なぜなのか教えて | 感情をこめた疑問表現 | 
| I want it that way | 僕はそうしたいんだ | “that way”=理想・方向性を示す | 
まとめ:英語の「心の距離」を感じよう
『I Want It That Way』は、
ただの恋愛ソングではなく「人と人の価値観の違い」を描いた深い楽曲です。
英語の歌詞を学ぶことで、
単語や文法だけでなく、気持ちを伝える英語の感覚が自然に身につきます。
この曲を聴きながら、ぜひ自分なりの “that way(理想の形)” を考えてみてください。
ではまた次回!

  
  
  
  
